四万温泉の入口にある甌穴駐車場に着いたのは、午後5時30分頃。眠いのでこのまま夕食をとって寝てしまおうかと思ったが、一休みしたら少し元気が沸いてきたので、甌穴を見に行く。
急な階段を下り、川沿いへ出る。甌穴は予想していたものとは異なっていた。たくさんの甌穴があるのかと思ったら、大きな穴が数個あるだけで、「これが甌穴」と指摘されなければ気づかないようなものだった。
というわけで、それほど深く見ることもなく駐車場へ戻る。そしてそのまま駐車場で夕食。
先ほどまでの眠気はどこかに吹っ飛んでしまったので、四万温泉の温泉街へ行くことにする。

温泉街は清流・四万川のそばに張り付くように建っており、高いところにあるバイパス国道からのアクセスがわかりにくい。下のほうに温泉街は見えるのだが、アクセス方法がなかなかわからなかった。とりあえず、四万温泉の共同浴場の1つ、山口露天風呂へ行くことにする。四万川沿いに設けられた無料の露天風呂だ。
地図を見ながら行こうとするが、目的の山口露天風呂になかなかたどり着くことができない。すぐ近くにあることはわかっているのだが、どう考えても急峻な崖の下で、とても川沿いには近づくことができない。
妻の「対岸から橋でもかかってるんじゃないの?」という予想の通り、山口露天風呂へは対岸から行くことができた。だが、橋の入口はかなりわかりにくい。小さな看板がある以外は特に目印もなく、風呂の建物が見えるわけでもないので、運が悪ければずっと迷いっぱなしだっただろう。
階段を下り川沿いへ行くと、四万川の対岸に風呂が見える。目の前に清流、そして巨石、その上に風呂となれば言うことはないはずなのだが、風呂のほうへ行くと残念ながら雰囲気はちょっと違う。まず、風呂からは川が見えない。そして、対岸のホテルが丸見えだ。
それでも、人気スポットなのか、かなり多くの人が浸かっていた。お湯はぬるめ。ぬるめゆえか長湯の人が多く、回転率が悪くて人が多く感じるのかもしれない。
禁煙なのにタバコを吸ったり、中でビールを飲んだりとマナーの悪い人が多いのが残念だ。やはり関東近郊だとマナーの悪い人が多くなってしまうのだろうか。
一応浸かることは浸かったが、あまりゆっくりもできないので、10分ほどで退散した。

車に戻り、宿泊地を決めることにする。有力候補は甌穴駐車場だが、民有地なのでちょっと気がひけるので、温泉街の奥にある四万川ダムのほうへ。温泉街からはそうは慣れていないのに、なぜだか涼しい。おまけに雨が降っている。谷になっているから、気候が違うのだろうか。
なかなか静かそうなので、今日はここで寝ることにする。