四万温泉を離れ、次の目的地である尻焼温泉へ向かうことにする。走っていると、次第に雨が降り始めた。
今後の食料を買いだすことにする。田舎なので大型スーパーなどないだろうと思っていたら、ベイシアの看板を発見。ベイシアは群馬の大型スーパーのチェーン店で、惣菜が充実しているので買い物に困らない。
どしゃ降りの中、建物の中に走りこむ。そして食料をGET。走って車に戻り、尻焼温泉のほうへ向かう。


尻焼温泉に着く頃には、雨は上がっていた。しかも、道路も乾いている。夕立の後に太陽が出てきてあっという間に路面も乾いてしまったようだ。
尻焼温泉近くの無料駐車場に車を停める。キャンピングカーが何台か停まっており、ほぼ満車状態だ。
道路は乾いているが、川は先ほどまで雨が降っていたことを物語っている。水は茶色く濁り、上流から流れてきたと思われる落ち葉がたくさん浮いている。入るのがためらわれるほどだ。それでも1人茶色の川の中に浸かってじっと物思いにふけっている人がいる。その人に続くように4人ほどが川に入っていった。
湯温はすっかり下がってしまっているようで、口々に「ぬるい」と言っている。だが、奥のほうはそれなりに温かいようで、みんな奥のほうへ行った。この尻焼温泉は、川底からも温泉が湧出しており、時々「熱い」と叫んでいる。
迷ったが入ることを決断。服を脱ぐ。だが、ちょっと足をつけた時点でひるんでしまった。ぬるい上に汚い。やっぱり入らないでおく。代わりに、川原にある屋根付の半露天風呂に入ることにする。こちらも川原と同様、無料で開放されている風呂だ。
川のほうに入りづらいため、こちらは人でいっぱい。湯船が満員な上に、湯船の周りにも人が陣取っている。申し訳ないので、さっと入っただけですぐに上がる。
これで尻焼温泉を終わらせるのももったいないので、どこか日帰りでは入れるところがないか探す。車で数分の花敷温泉に行ってもよかったのだが、尻焼温泉にある旅館で日帰り入浴ができないか聞いてみることにする。橋から露天風呂が丸見えの旅館があったので、そこへ行ってみる。明星屋旅館という旅館だ。



400円の入湯料を払い、露天風呂へ。内湯もあるようだが、今は食事時で入れない。日帰り入浴がよっぽど珍しいのか、旅館の人はちょっと不慣れなようだった。
早速風呂すぐ横の脱衣所で服を脱ぎ湯船に浸かる。コンクリートの浴槽が川に向かって2つ並んでいるのだが、いずれもお湯は湯加減バツグン。湯は透明で、癖のないものだ。
このコンクリートの風呂のほかに、川のすぐ隣にも露天風呂がある。すぐ隣というか、湯船はほとんど川と一体化しており、上から見るとどこからが風呂でどこからが川かわからないほどだ。湯船まではほんの数メートルなのだが、川原は危なっかしいので慎重に歩く。湯船に足をつけてみるがとても熱い。ガマンすれば入れないほどではないが、上の風呂も十分気持ちがいいので入らないでおいた。