ちょうど昼時だったので、道の駅・にしねに停まり昼食とする。道の駅に着くかつかないかの頃から急激に雨が降り始めてきた。
食後、岩手・秋田県境を通過し、田沢湖を近辺を通って、角館へ行く。が、途中で急激に眠くなったので、妻に運転を交代してもらう。
角館は、みちのくの小京都と称される町で、町並みがとてもきれいらしい。観光地だけあって、駐車場が充実しており、駐車場から町並みまでの距離も歩いて5分ほどのようだ。観光に力を入れている町はこういったところにも配慮がなされているので便利だ。その駐車場に車を停めて歩き始める。幸い、先ほどまで降っていた雨はもう降っていない。

みちのくの小京都ということだが、実際は京都らしさはそれほど感じない。広い通りの両脇に黒い塀の武家屋敷が佇む様子は、しっとりとして落ち着きがある。そうした大雑把なくくりでは京都と同ジャンルとは言えなくはないか?もちろん、この武家屋敷以外にも京都らしい場所があるかもしれないので、一概には言えない。
武家屋敷には無料公開しているところと有料でしか公開していないところがあるのだが、そのうち無料で公開しているところを見てみることにする。

武家屋敷のわりには控えめの門をくぐり中へ入ると、中には立派な苔庭があった。立派とは言っても大名庭園のような大きな池があったり、築山があったりといった派手なものではなく、苔むしたシンプルな庭だ。どちらかというと茶庭に通じるものがある。屋敷の中には入らなかったが、静かな佇まいから穏やかな暮らしを送っていたことが推察される。
武家屋敷の景色を楽しみながら車へ戻り、乳頭温泉郷のほうへ車を進める。カーナビでとある温泉の場所をセットしたのだが、なぜか10km以上も離れたところに導かれてしまう。だが、ちょうど「その間違った場所」が、正しい乳頭温泉への道の途中だったので、気を取り直して進んでいく。