
続いて、岩盤浴で有名な源泉付近を見に行く。新玉川温泉と玉川温泉は、直線距離ではわりと近くにあるのだが、車で行くと5分ほどの道のりだ。夜間閉鎖の駐車場も、もうオープン済みだ。
幸いにして雨は降っていない。まだ朝早いというのに、すでに岩盤浴に向かって歩いている人が何人もいる。岩盤浴はてっきり料金でもとられるのだと思っていたが、国立公園内の岩盤で行うため無料だ。園路の右側には小川がある。と思ったら間もなく、ものすごい湯気が上がっている場所に着いた。源泉だ。透明なお湯がぶくぶくと、ものすごい勢いで沸きあがっている。周囲が湯の華で白くなっているので、水がすごくきれいに見える。先ほどまで横にあった小川も、この源泉から湧き出たお湯が流れてできているものだと気づいて、さらに驚きは増した。さすが毎分9000リットルの湧出量は半端ではない。場所がよければ、中規模の温泉街ができてしまいそうだ。なにしろ、湯量は草津温泉の湯畑と同じだ。

源泉からさらに歩いていくと、岩盤浴エリアに出る。
自力では歩けないばあさんが車椅子で押されさらにはおんぶされる光景、熱の伝わってくる場所を求めて岩場ではなく、舗装された歩道上で岩盤浴を行う老夫婦など、のこのこと観光に来てはいけないのではないかと思わされる壮絶な光景が目に入り、多少複雑な気分になった。
岩場には、掘っ立て小屋のような粗末な小屋があり、その小屋の中でも岩盤浴を行うことができるのだが、小屋からは人が溢れかえり、外でもたくさんの人が寝そべっている。

もちろん、岩盤浴専用エリアではなく。観光もOKなので、園路も整備されている。その園路を上のほうまで上り、岩盤浴エリアを一望すると、荒涼とした大地が見える。草が生えていないので、まるで砂漠のようだ。
そんな公園内をぐるっと一回りして、温泉施設のほうへ。