秋山郷へ向かうことにする。その前に、今晩の夕食の食料を買出しに行く。秋山郷は、本州の中でもかなり秘境の部類に入るエリア。スーパーなどあろうはずもない。
温泉街のはずれの小さなスーパーで食糧を買い、野沢温泉スキー場の奥の林道のほうへ入って行く。紅葉がちょうど見ごろでとてもきれいだ。どんな道かと心配していたが、意外と走れないような道ではない。
途中から天気が悪くなり始め、雨の中でのドライブ。雑魚川林道という林道を抜け、秋山郷に着く頃には本格的な雨になっていた。
名物の手掘り温泉へ行きたかったが、雨なので中止とし、切明温泉の雄川閣に入ることにする。
切明温泉は、秘境中の秘境、長野県の秋山郷にある温泉。雄川閣は、切明温泉にある2つの温泉のうちの1つだ。昨年の春以来の再訪した。
いそいそと受付で料金を支払い、風呂のあるほうへ階段を下りようとすると、「露天風呂は貸切です」との表示が。
この露天風呂に入るために来たのに至極残念だ。とはいっても、料金を支払った後なので、内湯だけを楽しむ。
浴槽は、大きくもなく小さくもない規模。お湯はやや熱めで、これといった特色のない癖のない泉質。洗い場が石張りになっているのだが、多少ごつごつして歩きにくい。
風呂から出て露天のほうを見ると、開放感満天だった露天がしっかりとよしずで覆われていた。時代の波がこんな秘境にまで押し寄せてきたかと思うと、残念でならない。
雨が晴れないので、雄川閣のすぐ近くにある切明リバーサイドハウスへ行く。
まずは、名物の露天風呂へ。
先客は5人ほど。ここは混浴で、脱衣所もあり外からは見えないという女性向けの環境にはなっているのだが、入浴者はいずれも男性の旅人だ。バイクでここまで来た人、有休と週末をくっつけて湯めぐりを楽しんでいる人などが温泉談義に花を咲かせている。法師温泉がどうこうなど、話の輪に入りたくなるような話題だったのだが、子連れだったので、子守をしているので精一杯だった。
お湯は透明で、雄川閣と同様、癖のないもの。湯温はぬるめで、長湯向きになっている。
内湯のほうはかなり熱め。少しだけ入ってさっと出てきた。
宿泊場所を考える。秋山郷には道の駅などないので、何か適切な場所をと考えていたら、去年行った「のよさの里」が思いついた。行ってみると、大きな駐車場があり、おまけにとても静かだ。今日はここで寝ることにする。


