


足摺岬のほうへ車を進める。足摺岬の先端は、室戸岬のように、何もない寂しいところかと思っていたのだが、意外にも町並みが続いている。そして、交通渋滞を避けるために、街の入口に駐車場を設け、シャトルバスで岬先端へ誘導している。
そのシャトルバスに乗り、岬方面へ行く。
道路の両脇には、おみやげ物屋が続く。5分ほどでバスを降り、まずは四国八十八箇所霊場のひとつ、金剛福寺を見る。そして、岬にある遊歩道へ。
このあたりは、椿が有名で、2月頃には椿でいっぱいになるとのこと。残念ながらシーズンには少し早く、花は咲いていないが、椿の木が作るトンネルをくぐることができる。その光景は、本州ではまず見ることができない異様なものだ。常緑の葉が遊歩道全体を覆い、中は薄暗い。葉は、幹の先端のほうのみについており、それ以外のところは、暗くて葉も生えない状態だ。まるで熱帯雨林のようでもある。
岬からの帰路は徒歩。こんなに先端の不自由な地に町が形成されているとは全く意外だった。狭い土地にひしめくように家が建っている。
今日の宿泊場所は、宿毛市にある道の駅・宿毛。思いのほか遠くまで来ることができた。あきらめかけていた道後温泉も、何とか行くことができそうだ。
車内で食事を取った後、残り少なくなってきた旅を楽しもうと誓いながら床に着く。