しばらくのドライブだ。あたりにはまだ雪が残っている。薄暗くなり始めているが、ずーっと雪の平原が続いているのが見える。季節のよい頃には湿原になっているのでは?と推測しながら、車を進める。
すっかり暗くなた頃、遊仙に到着。
建物は、思ったよりも近代的。キレイではないが、湯治場のひなびた雰囲気とはちょっと違う。中にも宴会場のような施設もある。
遊仙の特徴は硫黄泉と明礬泉の2つの源泉。期待しながら風呂場へ行く。
脱衣所は、あまりキレイではない。内湯のほうも、窓ガラスが割れていたり、ごみが落ちていたりといまいちの状況だ。事前の下調べでも、「衛生面に問題あり」という意見が多かったので、それほど気にはしていなかった。
かなり熱めの赤〜緑色をしたお湯にそーっと浸かってみる。確かに成分が濃そうな温泉だ。
ふと、浴槽の壁に触っていると、なにやらぬるぬるしたものがこびりついている。それもうっすらとではなく、場所によっては厚さが1センチほどになっている。しかも、その汚れには気泡がついており、とても気持ち悪い。これはとても入っていられるものではない。
露天のほうへ行くと、こちらは乳白色のお湯。ややぬる目のお湯が掛け流されている。落ち葉や湯の華など若干の堆積物が気になるが、内湯ほどではない。お湯を少しだけなめてみたら、若干の塩味がした。結局、内湯には戻らず、湯口付近に滞在し、この温泉での時間の大半を過ごした。
事前情報どおり、かなり衛生面に問題がある温泉だった。泉質がいいだけにとても残念だ。
八甲田山に着たらぜひ行きたいと思っていたのが、八甲田山雪中行軍遭難者碑。幼い頃に八甲田山での遭難の話を聞いたことがあり、八甲田山に来た際にはぜひ訪れたいと思っていたスポットだったので、もうすっかり暗くなってしまっているが、あえて行ってみる。
さすがに暗くなってしまっているので、車は1台もいない。かすかに光る電灯を頼りに雪の中を少し歩いてみるが、どうやら碑も雪の中にあるようだ。遭難してもしゃれにならないので、あきらめることとした。
駐車場で、明日以降のスケジュールを考える。そして、宿泊地を十和田湖近辺として、明日に備えることとする。
十和田湖のほうへ戻り、湖のすぐ横の駐車場で車中泊。