恐山(2006年5月5日)

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恐山

 続いて、イタコで有名な恐山へ行く。細い道を進んでいくと、急に視界が開け、宇曽利山湖が見えてくる。そうすると、恐山は間もなくだ。

  今にも雨が降りそうだが、幸い雨は降っていない。地獄地帯とは思えないような通常の寺の境内のようなところをくぐると、急に荒涼とした大地になる。

 草津の賽の河原のような草がほとんど生えない不気味なエリアを見て回る。不気味さを増しているのが、ここが単なる地獄地帯ではなく、寺であるということ。しかも最果てであり、なんともいえない奇妙な気分になる。
  特に目の前にある宇曽利山湖周辺は、目の前の湖の対岸には人工物が何も見えず、青っぽい水と白い砂が相まって、日本とは思えないような不思議な光景だった。

 ここ恐山は、寺としても地獄地帯としても有名だが、実は温泉がある。
  宿坊の湯としての利用がメインのようだが、一般にも開放されているということで、入湯してみることにする。
  まずは、左手にある建物へ。男女の別の看板が掲げられていなかったが、入り口は男女別だが中はひとつという、東北にありがちな典型的な混浴のスタイルとなっている。

 先客は若い男性一人。その人と一緒に入っていたら、その男の人の彼女らしき人が来て、「ここはかつては混浴だったが、今は男女別になったとおばちゃんが言っていた。上がったほうがいいよ。」と知らせに来た。そんなわけで慌てて湯を出る。

 そして、反対側にある男性用の浴場へ。
  こちらも先ほどの湯と同じように木造で、中にシンプルな浴槽がある。お湯は薄く白濁している。
  そして白く大きな湯葉のような湯の華が舞っている。
  源泉が熱いので加水しているとのことだったが、熱くては入れないので適当に埋める。湯を舐めてみたが、とても酸性の強いすっぱいものだった。

 風呂から出ると、すでに閉門時間を過ぎていた。あわてて出ようとしたら、本当に門が閉まるのはあと30分後と寺の人が教えてくれた。とは言えもう観光客は誰もいないので、足早に立ち去ることにする。
  駆け足での観光となってしまったが、なかなか見ごたえがある施設だった。そう簡単にこれる場所ではないが、機会があれば、もう一度来てみたい。

夕食・宿泊

 むつ市まで戻り、夕食の食材を買い込む。むつ市は、下北半島中央部にある市。もっと何もない場所だと思っていたが、意外と栄えているようだ。ここで食材を調達。
  今日の宿泊予定地は、下北半島の東端、尻屋崎。もっとも、尻屋崎まではかなり距離があるので、その手前によい宿泊地があれば、そこに宿を定めることとする。
  そんなことを考えていたが、尻屋崎まであと数キロというところまで来てやっと宿泊に適した場所を見つけた。
  このままなら尻屋崎まで行ってしまえばと思いさらに車を進めたが、尻屋崎は夜間は閉鎖しているようで、ゲートが閉ざされていた。
  仕方がないので、先ほどの駐車場まで戻り、泊まることにする。

 夜、トイレに起きたら、茂みからガサッと物音がした。カモシカだろうか、猿だろうか。とにかく驚かされた。