奥鬼怒温泉郷・加仁湯

 加仁湯までは、宿泊客に対しては送迎があるが、日帰りでの利用の場合、女夫渕温泉の駐車場から奥鬼怒自然研究路と呼ばれる山道を90分ほど歩かなければならない。
途中の山道は、一部を除いて平坦で、通常はわりと労せずにいけそう。だが我々の場合、雨上がりでしかも2歳児を連れての山行だったので、大いに疲れた。
子連れなので、ガイドブックに出ている90分という時間よりも大幅に遅れることを予想したが、女夫渕温泉の駐車場を出発したのが12時40分、加仁湯に到着したのが14時20分と、ほぼ見込みどおりの行程だった。

 玄関には宿泊客専用の送迎バスが止まっている。うらやましさを感じつつ、中へ行く。
浴場は女性専用露天風呂が1箇所と、混浴露天風呂がいくつかある。まずは、一番奥にある混浴露天風呂へ。
お湯は白濁しており、かなり熱い。飲むと硫黄の香りがする。浴槽は中央で2つに仕切られ、片方が熱く、もう一方はぬるめとなっている模様だが、ぬるいほうには女性の脱衣場からの出口があり、「女性優先」のように見受けられることから、男性はほとんどが熱いほうに入っている。男性でぬるいほうにいっていたのは、女性連れの人のみだった。
女性専用露天に入った妻によると、女性の露天風呂も同じように2つに仕切られているとのことだった。

 続いて、手前にある混浴露天へ。こちらも脱衣所は男女別に分かれている。浴槽は2つあり、いずれも岩組み。奥の風呂のほうには10人ぐらいの客がいたが、こちらにはなぜか誰もいないので、お湯を独占できた。

 この混浴露天風呂の上には、ロマンの湯と呼ばれる半畳ほどの露天風呂が4つあり、家族風呂として利用できるようになっている。それぞれの風呂には仕切りがあるのだが、ドアがあるわけでもないので、半貸切といった趣だ。身を乗り出して覗かない限りは見えない、なんとも微妙なつくりだ。こちらは、時間がないので入ることができなかった。

 加仁湯のすぐ近くに、八丁の湯という温泉があるのだが、日帰り入浴の受付時間が終了しており、残念ながら入ることはできない。早々来ることができない場所だけに残念だ。

 帰りも、奥鬼怒自然研究路経由で90分の散歩。
うちの子は、すっかり疲れてしまったのか、肩車をしている途中に昼寝を開始。歩いている途中に雨が降り出したが、それほど濡れずに駐車場まで戻ることができた。
車に乗り込み、奥鬼怒温泉郷を後にする。