銀山温泉
尾花沢から山のほうへ入り、銀山温泉のほうへ車を進める。
温泉街は自動車進入禁止になっているので、手前の駐車場に車を停める。
銀山温泉は、「大正ロマンの香り漂う」という枕詞がつけられて語られることが多いが、その枕詞どおりの大変趣深い温泉街だ。最近ではほとんど見られることのない高層の木造建築が川の両岸に建っている。
両岸に通る道は車両通行止めとなっているので、上を見ながらのんびりとそぞろ歩きできる。
実は銀山温泉に来る前は、旅館が10件にも満たないとのことで大した期待をしていなかったのだが、実際の光景を目の当たりにしてその景色のよさに、とても感嘆した次第だ。
歩いている途中で、共同浴場を発見したので、入ることにする。
銀山温泉・大湯
大湯は、その銀山温泉の中央に位置する共同浴場。古くからある湯のようで造りはいたってシンプル。昭和中期に建てられたと思われるコンクリート造りの建物だ。男女別の暖簾がかかっているドアを開けると、そこはいきなり脱衣所。夏なので虫がかなり入り込んでいる。

浴槽は3人ほどしか入れない小さなもので、少し青みがかったグレー色のお湯が張られている。その浴槽にお湯がこんこんと掛け流されているのだが、しばらく誰も入っていなかったためかとんでもなくお湯が熱い。入るとか入らないとかいったレベルではなくなっている。やむを得ず、ここは少々の水で埋めて入る。
湯の味は、本の少し塩味のする程度。においはたまご臭+石油臭だった。